厚生保健委員会の皆様と、富山市へ。
2017年4月オープンした「総曲輪レガートスクエア」を訪問しました。
レガートとは…結びつき、音を切らずになめらかに演奏すること。
廃校となった総曲輪小学校の跡地に建設されたもので、「医療 福祉 健康」をテーマとした官民連携、乳幼児から高齢者まで地域住民が利用出来る複合型施設です。
まちなか総合ケアセンターには…
子ども発達支援室、地域連携室、まちなかサロン、カンファレンスルーム、医療介護連携室、まちなか診療所、病児保育室、産後ケア応援室が、3階建ての建物にまとまっており、まさに優しさに溢れています。
●産後ケア応援室
概ね産後4ヶ月までの子どもを預かってくれ、お母さんの心身の疲れを癒す空間。お母さんがぐっすり休めることで、また育児に前向きになれ、産後うつの対策に…助産師さんの手厚い配置サポートです。
利用される方は、初産7割強、お母さんの年齢が35歳以上の方が4割。
1泊2日のタイプと、デイケア1日のタイプあり。
●病児保育室
満6ヶ月以上の未就園児(お迎え型は満1歳以上)の子どもが体調崩し、保護者が仕事の都合等で家庭ほいげ出来ないとき、保育看護してくれます。
看護師、保育士の手厚いシフト体制に驚きました。
親のサポートだけではなく、子どもをしっかり守り、なるべく早く通常保育へ戻す工夫もされておられるようです。
●子ども発達支援室
心身の発達の遅れが心配される子どもの相談、訓練などの支援、障害児と保護者への支援。療育は別のところにあるそうですが、近年相談が増え、利用される実績ものびているそうです。
五感の楽しむ部屋や、発達を促す訓練器具など備えて…。
●まちなか診療所(在宅専門診療所)
市医師会と何度も話し合いされて始められたそうです。富山市全域へ小型モビリティで訪問。
●地域コミュニティの醸成
NPO法人の「まちスポとやま」が民間と公共の交流スペースを、一体的に運営管理すると共に、スペースで活動する自主団体の育成支援を行っています。
学校の跡地に、体育館のみ残して、このような複合施設が完成していることに感心するとともに、本市でもあってほしい!と思います。
PPP方式で大和リースが整備し、公共部分は市に約11億円で売買契約。
高齢化の進展とともににぎわいが薄れつつある中心市街地に、人が集い、活動が活発に行われるよう整備されており、富山市長の思いが溢れるものでした。
本市の総合的な福祉拠点のあり方を考えております。